自慢のチーム力
メンターチーム #2
教員同士でともに学ぶ「メンターチーム」-旭小学校-
横浜の学校では、校内で経験年数の少ない教員等が集まり、「メンターチーム」をつくっています。教員同士が学び合い、互いに悩みを相談したり、課題の解決に向けて話し合ったりして、ともに成長しています。メンターチームの活動内容は多岐にわたり、授業のことはもちろん、係活動の進め方、評価のつけ方、保護者や地域との関係づくりなど、気軽に相談したり教え合ったりしています。
旭小学校では、採用・着任5年以内の職員を中心に構成
月1回程度の開催で、毎回のテーマは、メンバーの知りたい、聞きたい、学びたいの声から決まっていきます。
(メンターチームが集まる時間は、カリキュラムや職員会議の時間等を工夫して勤務時間内にねん出しています。)
この日は、体育が専門の同校の益子校長先生を講師に招いて、
「水泳学習の指導を終えて」をテーマに研修しました。
校長先生からは、そもそも「水泳学習とは何か?」といった目から鱗のお話などを交えながら、指導方法・評価方法などについて教えていただき、この夏の水泳学習の指導で各教員が悩んだ点や次年度に向けての準備などについて学び合いました。
旭小学校のメンターチームの目的
「学びの場をつくる人、周りを巻き込める人、その力を育てたい。」というところにあります。
誰にでも、「右も左もわからず、誰に聞いたらいいかもわからない。」、そんな時期が、特に初めてや経験の浅いうちは、きっとあると思います。それは、教師も同じです。
「義務感や与えられるものとしての学びや研修ではなく、仲間との関係の中で自由に、『学ぶことの価値』や『新たな気づき』を得てほしい。」と、メンターチームの活動を見守る先輩教員は言います。
伝えたいこと
益子校長先生は、メンバーに、「知らなかったことは、マイナスじゃない。今日知ったことを、プラスにしていってほしい。」と伝えます。
メンターチームがあってよかったこと
今年度配属された新採用者からは、メンターチームについて、「他のクラスや学年でも、先輩でも、同じように悩んでいることがわかって相談しやすくなった。」「メンターチームがいろんなことのワンクッションになってくれている。」といった感想が聞かれました。
今年度の活動テーマ例
「学級開きを学ぼう」(先輩教員の「学級開き」を児童の立場になって体験)、「特別支援教育を学ぼう」(専門家を招いて、個別ケースでの悩みや具体的な対応方法などを事例共有)、「お茶会をしよう」(情報共有) など